うつからの復職1
休職をして2ヶ月半。
相変わらず睡眠導入剤なしでは眠れないけれど、他の症状は少し軽くなってきました。
傷病休暇も残り少ないし、そろそろ働けるような気がするという根拠のない自信を持って主治医の元を訪れました。
本来なら、まず午前中だけとか時短とか様子を見ながら勤務時間を伸ばしていく方法がベストだと言われましたが、うちの会社は以前書いたように完全復帰の診断書でないと受け付けてくれませんので、それは有休をうまく使いながら実務ベースでやりくりするという私の言葉を信じて復職許可の診断書を出してくれました。
その診断書を職場に出してすぐ産業医面談がありました。産業医にも勤務時間を制限しながら、徐々に戻れないのかと言われましたが、それは会社が許さないと伝え、なんとか復職許可がおりました。
やっと、仕事に戻れる。
通院もあるので、2週間に一度半休を取って過ごせば大丈夫だろう。
復帰してしばらくしたら異動も決まっていたのでそんな気楽な気持ちになっていました。
時々、感じるまだ仕事にも戻りたくないという気持ちは気の迷いだろうと自分の心の隅に押し込んで見ないふりをしました。
復職当日、早めに会社に行き再度お詫びの手土産を渡し、仕事を始めました。
とは言っても、異動も決まっているので以前自宅から提出した引継書を加筆修正したりすることが私の仕事でしたので、体力的には楽でした。
周りはどちらかといえば腫れ物に触る感じでしたね。うつと知っている人は数人だったとは思いますが、3ヶ月入院もせず休んだからなんとなくわかったんだと思います。
とても居心地が悪かったです。
後、自分が他人と自然に話したり笑ったりすることをとても難しいと感じました。
他人が怖いのです。
どう思われてるかが怖い。
今まで普通に話していた人達でさえ怖い。
顔がこわばり上手く話せない。
それを隠す為に私はマスクをするようになりました。
復職して3週間。
いよいよ、部署異動も人事で発表され私は新しい部署に行くことになりました。
これで、元のようになれる、そう信じて異動しました。
でも、そうはいかなかったのです。
うつって病気の完治って本当に難しいと痛感することが私の身に起こります。